豊昇龍 21歳で大関初撃破!叔父の元横綱・朝青龍は20歳で白星 理事長も称賛

[ 2021年5月17日 05:30 ]

大相撲夏場所8日目 ( 2021年5月16日    両国国技館 )

朝乃山(左)を内掛けで破る豊昇龍(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 元横綱・朝青龍(40)のおいで、東前頭5枚目の豊昇龍が朝乃山を内掛けで破り、大関戦初勝利を挙げた。自己最高位で初めて上位に挑戦する場所で、大関3戦目にして初めて勝ち名乗りを受けた。照ノ富士が全勝を守り、1敗で貴景勝が続いている。

 眉間にしわを寄せ、懸賞を受け取る姿が叔父の朝青龍を連想させる。豊昇龍が大関戦初勝利。3連続大関戦の最終日、ようやく勝ち名乗りを受けた。

 「昨日まで勝ちたい、勝ちたいと思って自分の相撲が取り切れなかった。気持ちを入れ替えて楽しみたいと思っていった」

 当たって右四つ。下手投げを打った直後、右足で朝乃山の左足を刈りにいく、叔父譲りの連続技。大関を、背中から土俵に叩きつけた。

 前日の貴景勝戦は立ち合い、上手狙いで右へ変化した。はたき込みで敗れた取組後、八角理事長(元横綱・北勝海)から叱責(しっせき)を受けた。「残念だね。必死に頑張ってる姿をお客さんに見せてほしい」。しかし、果敢に攻めたこの日は「やればできる。こういう相撲ですよ、立ち合いが良かった」と一転称賛を受け、汚名返上した。

 朝青龍は初の上位挑戦だった01年春場所、1横綱2大関に挑み、大関・雅山から勝利した。当時20歳。21歳のおいも、確かに後を追っている。

続きを表示

2021年5月17日のニュース