日本女子ケイリン初!五輪代表・小林 国際大会で金、本番へ「戦略を詰めていきたい」

[ 2021年5月17日 05:30 ]

自転車トラック種目ネーションズカップの女子ケイリンで優勝し、喜ぶ小林優香(香港自転車協会提供)
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 自転車トラック種目のネーションズカップ最終日が香港で行われ、女子ケイリンは東京五輪代表の小林優香(27=日本競輪選手会)が優勝し、国際大会の同種目で日本女子初の金メダルを獲得した。日本の五輪代表対決となった男子スプリント決勝は新田祐大(35)が脇本雄太(32=ともに日本競輪選手会)を下した。女子マディソンは梶原悠未(24=筑波大大学院)中村妃智(28=JPF)組が、男子オムニアムは橋本英也(27=日本競輪選手会)が制した。各種目とも前身のW杯を含めて日本勢の優勝は初めて。

 小林は19年世界選手権女王の李慧詩(香港)を下す会心のレースにガッツポーズで歓喜。残り半周で追い込むと、外側から伸びのある走りで競り勝ち「集中できて周りも見えていた。余裕がある中で走れたのが良かった」とうなずいた。昨年は不調に苦しんだが、五輪前最後の国際大会で手応えをつかみ「勝ち切れたことは良い材料になる。ここでつかめたものがあるので、戦略を詰めていきたい」と本番を見据えた。

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