大相撲夏場所 3日目まで無観客、5・9初日 状況次第で4日目以降延長も

[ 2021年4月24日 05:30 ]

両国国技館
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 日本相撲協会は5月9日に東京都墨田区の両国国技館で始まる大相撲夏場所について、緊急事態宣言発令期間の3日目(11日)まで無観客とする方針を固めた。26日の理事会で正式に決まる。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)はこの日、報道陣の電話取材に応じ、「(新型コロナウイルスの感染拡大が)日本国内、世界中で起きていることなので、柔軟に対応していくしかない」と政府の方針に従う意向を示した。5月11日までとなっている緊急事態宣言の期間が延長されれば、4日目以降も無観客になる可能性がある。開催を延期する考えについては、次の名古屋場所の日程が決まっているだけに「ない」とした。

 昨年3月以来となる無観客開催で、場所前に予定されていた横綱審議委員会(横審)による稽古総見や力士会も中止になる。同部長は「厳しい状況です。医療機関も逼迫(ひっぱく)しているけど、相撲協会も逼迫している」と頭を抱えた。

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