ヤマハ発が逆転負けも来季へ光明 新人ら活躍、五郎丸イズム受け継ぎ新リーグ躍進だ

[ 2021年4月24日 18:46 ]

ラグビートップリーグプレーオフトーナメント2回戦   クボタ46―12ヤマハ発動機 ( 2021年4月24日    江戸川 )

<クボタ・ヤマハ>クボタに敗れ、肩を落とすヤマハ・フィフティーン(撮影・吉田 剛)
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 ヤマハ発動機は逆転負けで、トーナメント初戦で姿を消した。前半3分、WTB伊東力(31)が、SO清原祥(28)のゴロのキックパスを受けてトライ。幸先よいスタートも、続く好機を逃すと、クボタのパワフルな攻撃を防ぎ切れず、逆転された。

 後半開始直後から10分近く、連続して反則を誘い、スクラムを軸に敵陣ゴール前まで攻め込んだが、決め手を欠き、追加点を許した。

 「スクラムから得点できれば、流れが来ると思いましたが」と堀川隆延監督(47)は無念の表情を浮かべた。

 新リーグに参入する来季に向けての光明は、入社直後の新人フランカー庄司拓馬(22=立命大出)、FB奥村翔(22=帝京大出)のデビュー。奥村は前半29分にシンビン(10分間の一時退場処分)を受けるも、伊東の先制トライ直後のゴールキックを決め、後半32分には40メートル以上独走してのトライも挙げた。

 「力不足」と反省も、メンバー外だったこの試合限りで、引退となったFB五郎丸歩(35)からも一層の成長を期待され、「五郎丸さんのように熱いプレーで引っ張り、後ろでチームを支えられるように」と決意も新た。

 フランカー大戸裕矢主将(31)も、練習からチームのために体を張り続けた五郎丸イズムを、新リーグでの躍進につなげていく思いを強くしていた。

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2021年4月24日のニュース