代表候補選出のサントリー森川が機動力発揮「選ばれて素直にうれしい」

[ 2021年4月24日 18:54 ]

ラグビートップリーグ プレーオフトーナメント2回戦   サントリー 76―31 NEC ( 2021年4月24日    秩父宮 )

<サントリー・NEC>前半38分 トライを決めるサントリー・森川(左)(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 日本代表候補に選ばれたサントリーのプロップ森川由起乙(28)が持ち味の走力で8強入りに貢献した。試合序盤に相手守備ラインの隙間を突き、ラインブレークから独走するシーンが2回。前半38分には約25メートルを走りきって右中間へ飛び込む“快足”ぶりも披露した。

 オンライン会見した森川は「前半開始から持ち味のアタッキングラグビーをしっかり出せたが、後半はNECのいいプレッシャーもあって、反省が凄く残るような試合になった」と試合を総括。代表候補入りについては「課題のスクラムをしっかりやり続けた結果、(代表候補の)52人に選ばれたと思う。素直にうれしい」と分析する一方、「まずはサントリーで優勝することを目標に、自分の役割を果たしたい」と抱負を述べた。

 角度をつけて走り込むなどラインブレークの秘けつを問われると、「練習からパートナーとなる選手とコミュニケーションを取って、細かいアングルとかを話し合っている」と明かし、「相手の顔の向きとかを見て、最善を考えている。そのためにも早くポジションを取って、考える余裕をつくることを意識している」と話した。帝京大時代から定評がある機動力を武器にセットプレーも磨き、稲垣啓太(パナソニック)や中島イシレリ(神戸製鋼)らがいる日本代表の左プロップのポジション取りに挑戦する。

続きを表示

2021年4月24日のニュース