終盤意地見せたNEC トップリーグでの戦い終えたプロップ瀧沢「感謝している」

[ 2021年4月24日 19:26 ]

ラグビートップリーグ プレーオフトーナメント2回戦   サントリー76―31NEC ( 2021年4月24日    秩父宮 )

<サントリー・NEC>前半、ラインアウトのボールを奪い合う両チーム(撮影・久冨木 修)
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 今季リーグ戦で未勝利だったNECが後半、優勝候補筆頭のサントリー相手に意地を見せた。前半31分にロックのサム・ジェフリーズ(28)が危険なプレーで一発退場。残り約50分を1人少ない14人で戦うことになったが、後半は試合終盤の2トライを含む4トライを返し、最後まで諦めない姿勢を貫いた。

 持ち味のフィジカルの強さを発揮して3トライをマークした共同主将のSH中嶋大希(25)は「NECのプライドを見せられた。言葉で言い表せないぐらい全員が体を張って証明してくれた。誇りに思う」と胸を張った。リーグ創設の2003年度から参戦してきたトップリーグのラストシーズンでチームは好成績を残せなかったが、ベテランのプロップ瀧沢直(34)はジャパンの強化にもつながった初の社会人全国リーグについて「1選手として、こういうフォーマットがあったことに感謝している」とコメント。「今日は点差が開いてしまったが、どちらが勝つか分からない試合が多く見られるのが面白いリーグ。そういう試合がこの10年間で増えてきた」と話し、来年スタートする新リーグへ向けて「下馬評どおりの結果にならない試合が増えれば面白い大会になる。そうしなければいけないと、プレーヤーとして思う」と期待感を口にした。

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2021年4月24日のニュース