八村とレン負傷退場もウィザーズ4連勝 ビールが37得点 東地区11位に浮上

[ 2021年4月18日 11:21 ]

膝を痛めて倒れ込んだウィザーズの八村(AP)
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 NBA東地区全体12位のウィザーズは17日、地元ワシントンDCで同最下位のピストンズを121―100(前半61―55)で下して4連勝。今季の成績は23勝33敗となり、この日試合のなかったラプターズ(23勝34敗)を抜いて11位に浮上した。今季は東西両地区の9位と10位もプレーオフ進出への可能性を残す「プレー・イン・トーナメント」に加わることができるが、ウィザーズはその下限となる10位につけているブルズ(23勝33敗)とはゲーム差なし。レギュラーシーズンの残り16試合の成績が大きな意味を持つことになりそうだ。

 ウィザーズでは先発したセンターのアレックス・レン(27)が第1Qで8得点を挙げながら右足首を捻挫。6得点を記録していた八村塁(23)は第3Qの4分すぎ、オフェンス・リバウンドをキープしてドリブルで左に移動した際に左膝を痛めてその場にうずくまった。八村は延長にもつれこんだ前日のペリカンズ戦では42分出場。ピストンズ戦では23分出場してフィールドゴール(FG)を7本中2本成功させて6得点と2リバウンド、1スティールをマークし、第2Q4分28秒には5試合ぶりに3点シュートを成功させていた。第1Qの1分15秒にはジョシュ・ジャクソン(24)のジャンプシュートを阻止して今季4つ目のブロックショットも記録。しかし膝を痛めたあとはロッカールームに下がった。

 先発2人が故障でプレー続行不能となる状況だったが、得点部門1位(31・0)のブラドリー・ビール(27)が37得点を稼ぎ、ラッセル・ウエストブルック(32)は15得点、14リバウンド、11アシストで今季25回目のトリプルダブルを達成して勝利に貢献。ロビン・ロペス(32)は15得点と5リバウンド、ブルズから加入したダニエル・ギャフォード(22)は8得点と8リバウンド、4ブロックショット、ガードのイッシュ・スミス(32)は16得点をマークするなどベンチ勢も活躍し、一度もリードを許さない「WIRE・TO・WIRE」でピストンズ(17勝40敗)を振り切った。

 一方、レブロン・ジェームズ(36)とアンソニー・デービス(28)の主力2人を故障で欠いている西地区全体5位で昨季王者のレイカーズは地元ロサンゼルスで同首位のジャズを延長の末に127―115(前半65―62、延長17―5)で退けて35勝22敗。今季の延長戦は4勝1敗となった。得点リーダーのドノバン・ミッチェル(24)を故障、センターのルディー・ゴベア(28)を休養させたジャズは42勝15敗。試合のなかった同2位サンズとのゲーム差は「1」となった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分42秒=1得点)
(1)1分8秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=×
(2)3分35秒・ゴール下にカットしてウエストブルックからのパスが通ったがプラムリーにブロックされる=×
*5分49秒・フリースロー2本=×〇
 ▼第2Q(出場12分=3得点)
(3)2分17秒・右ベースライン際からプルアップでジャンプシュート=×
(4)4分28秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(5)7分9秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場4分20秒・2得点)
(6)49秒・フリースローライン付近からプルアップでジャンプシュート=×
(7)3分36秒・速攻からゴール下=〇(アシスト・アブディヤ)


 

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