後半14人で下剋上の近鉄 パナソニック戦へストーバーク「彼らも人間」トップリーグPO1回戦

[ 2021年4月18日 18:27 ]

ラグビートップリーグ・プレーオフトーナメント1回戦   近鉄31―21宗像サニックス ( 2021年4月18日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<サニックス・近鉄>後半12分、トライを決める近鉄・ストーバーク(中央)(撮影・吉田 剛)
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 トップチャレンジリーグ(TCL)2位の近鉄が、TLレッドカンファレンス8位の宗像サニックスを31―21で破り、TCL勢で唯一の2回戦進出となった。25日の2回戦では、ホワイトカンファレンス1位で今季無敗のパナソニックと対戦する。

 後半開始早々、下剋上を目指す近鉄にいきなり試練が訪れた。前半から攻守でパワフルなプレーを見せ、1トライを挙げていたNo・8ロロ・ファカオシレアが危険なタックルで一発退場。リードはわずか3点。逃げ切るには心許なかったが、SHウィル・ゲニアは「練習から“こういうシチュエーションではこうしよう”と準備していたから焦らなかった」と振り返った。

 FWが1人抜けたことでセットプレーは不利となったが、残る7人が結束してカバー。ブレークダウン周りのディフェンスではゲニアも体を張り、残りの36分間を乗りきった。逆に後半12分、長身ロックのマイケル・ストーバークがゴール前から力強く突破しリードを広げるトライ。再び3点差で迎えた同33分には、敵陣ラックからゲニアが左足で裏へキック。ボールはバックスピンが掛かったようにピッチで3度はずむと、WTB片岡涼亮の手中に首尾よく収まり、追いすがる宗像サニックスを突き放した。

 フル出場で下剋上の立役者となったゲニアは、片岡のトライにつながるキックについて「判断材料としてスペースがあり、蹴り込めばチャンスになると思った。あとは自分のスキルを信頼した」と振り返った。そして「蹴ると同時に反応した片岡は、キックチェーサーとしてもの凄く能力が高い。いいチェースをしたから、最終的にスコアできた。キックが悪くても、チェースが良ければいいキックになる。片岡がいるから、自信を持って蹴られる」と左ウインガーを絶賛した。

 17~18年シーズンで下部に降格した近鉄にとって、トップリーグでの勝利は3季ぶり。今季の目標だという8強入りに向けて、2回戦は数多の日本代表選手を擁するパナソニックという大きな壁がそびえ立つ。ゲーム主将を務めたストーバークは「14人でのプレーというチャレンジを乗り越えて、次はトップ8へチャレンジしたい。パナソニックはチャンピオンチームだが、彼らも人間。しっかり準備をして挑みたい」と宣言。現行制度で最後のTLで、さらに深く大きな爪跡を残す。

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