新世紀世代の19歳 山下美夢有が逆転でツアー初優勝 最終日に「66」と伸ばす

[ 2021年4月18日 14:25 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース最終日 ( 2021年4月18日    熊本県 熊本空港CC 6501ヤード、パー72 )

山下美夢有
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 最終ラウンドが行われ、2打差4位から出た“新世紀世代”の山下美夢有(19=加賀電子)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算14アンダーでツアー初優勝を手にした。笹生優花に続く、世代2人目の初優勝。通算9アンダーの2位には小祝さくら(23=ニトリ)と古江彩佳(20=富士通)が続いた。

 2打差を追ってスタートすると、2番でバーディーを奪い首位に並ぶ。前半をボギーなしの4バーディーと伸ばすと、後半も勢いは止まらない。10番でこの日唯一のボギーをたたいたが、続く11番から2連続バーディーとバウンスバックに成功。最終18番ではフェアウエーからの第3打をピン手前1メートルに寄せ、バーディーこそ逃したがきっちりとパーをセーブした。2位に5打差をつける圧勝劇だった。

 2週前のヤマハ・レディース葛城で初日から3日目まで首位を守るも、最終日に1打差で優勝を逃した。もちろん悔しさは残るが「緊張感の中で勉強になったし、次につながる」と顔を上げた19歳。その言葉通りに経験を生かし、優勝争いの中で66とスコアを伸ばしてリベンジを果たした。

 「新世紀世代」と呼ばれる01年度生まれのプロテスト合格者は笹生優花、西郷真央との3人だけ。昨年2勝を挙げてブレークした笹生に続く世代2人目の勝利。若手の台頭が著しい女子ゴルフ界にまた、新星が表れた。

 ◆山下 美夢有(やました・みゆう)2001年(平13)8月2日生まれ、大阪府寝屋川市出身の19歳。父の影響で5歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高に進学。在学中に受験した19年プロテストは6位で合格。趣味はカラオケ。1メートル50、52キロ。

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2021年4月18日のニュース