2度ランタンの火が消えたのはスタッフの焦りが原因か…群馬県聖火リレー

[ 2021年3月31日 23:30 ]

トーチの燃焼部(C)Tokyo 2020
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、前日30日に群馬県内で実施した五輪聖火リレーで、ランタン内の聖火が2度消えた原因について「観覧者もいる中で、スタッフが焦りから正確に操作できない部分があったのでは」と説明した。

 群馬県の聖火リレー第1日第4区間の上野村では、聖火ランナーのスタート前にスタッフが「着火棒」と呼ぶ専用器具をランタンに差し込んでトーチへ火を移そうとしたが、着火棒にうまく火がつかず、ランタンの火も消えた。2回目は予備のランタンから「たいまつ」と呼ぶ木製の棒で火を移そうとしたが、この時も火が消えてしまい、3つめのランタンから火を移してようやくスタートした。

 説明した組織委の高谷正哲スポークスパーソン(SP)によると、原因はスタッフの焦りとみられる以外に、予備のランタンが近くに準備されていなかったため対応にてまどったほか、2つめのランタンの火が消えたのは「たいまつ使用の練習不足」が挙げられるという。今後はスタッフのフォローや予備ランタンの適切な準備を心がけ、「たいまつ」使用の熟練度を上げた上で、強風にも耐えられる特殊な着火棒も用意するという。

 31日の聖火リレーは渋川市~高崎市で実施されたが、大きな問題はなかったとの報告があった。第5区間の長野原町では俳優の町田啓太が八ッ場大橋を走行したが、橋上での観覧を禁止し、橋を渡り終わった地点の駐車場やその先の公道を観覧スペースとして観覧客を誘導したことで「混乱を回避できた」とした。また、最も観覧客が多いと予想された最終第8区間の高崎市内では、人が滞留しやすい交差点付近を中心にスタッフが事前に呼びかけを行い、聖火ランナーとの併走行為禁止も強く訴えたという。タレント井森美幸が走った第7区間の富岡製糸場では、入場を制限したぶん正門付近が混雑したとの指摘もあったが、「(観客同士の)肩が触れ合う密集状態ではなかったと報告を受けている。上空からの映像も含めて監視して、総合的に判断した」とした。

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