ウィザーズが1カ月ぶりに連勝 八村は26得点 FG試投数は自己最多

[ 2021年3月30日 10:44 ]

ペイサーズのホリデーのマークをかわす八村(AP)
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 NBA東地区全体13位のウィザーズは29日、地元ワシントンDCで同9位のペイサーズと対戦し、得点部門1位のブラドリー・ビール(27)を故障で欠きながらも、130―122(前半57―58)で競り勝って17勝28敗。2月25日(ナゲッツ)と27日(ティンバーウルブス)以来、1カ月ぶりに白星を2つ並べた。

 このカードの連敗も3で止めて3月は4勝9敗。ラッセル・ウエストブルック(32)が35得点、14リバウンド、21アシスト(今季自己最多)で2試合連続、今季16回目のトリプルダブルを達成し(16回はチームの歴代最多)、接戦だった土壇場でも貴重な3点シュートを2本ねじ込んでビール不在となった試合では今季4戦目で初勝利を収めた。

 八村塁(23)は36分出場してフィールドゴール(FG)を自己最多となる24本(今季平均は10・6本)を放って今季最多の12本成功(同5・1本)。1本放った3点シュートは決まらなかったが今季2番目のハイスコアとなる26得点と8リバウンド、3アシストを記録した。

 八村はペイサーズとの初対戦となった2019年11月6日(●106―112)では21分出場したが5本のFGをすべて外して無得点。2度目の対戦となった2020年8月3日(●100―111)でも34分の出場で8得点に終わっていたが、3度目の対戦ではビールの穴を埋める素晴らしい活躍で勝利に貢献した。

 八村の過去のFG最多試投数は自己最多の30得点を記録した2019年12月1日のクリッパーズ戦での23本(成功は13本)。得点とFG試投数はこれで9試合連続で2ケタとなった。

 トレードでブルズから移籍してきたフォワードのチャンドラー・ハッチソン(24)は新天地初戦で25分出場して18得点。移籍2戦目となったセンターのダニエル・ギャフォード(22)も15分の出場で11得点と6リバウンド、2ブロックショットをマークしたが、第4Q序盤で右足首を捻挫してプレー続行不能となった。

 ペイサーズは3連勝を逃して21勝24敗。ゴンザガ大で八村の先輩となるドマンタス・サボニス(24)が35得点、11リバウンド、6アシストを稼ぎ、バックス時代の2016年シーズンに新人王となったマルコム・ブログドン(28)も5本の3点シュートなどで26得点を記録したものの、リードする側が8回入れ替わった第4Qのシーソーゲームをものにすることはできなかった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場10分22秒=8得点)
(1)39秒・ルバートとの1対1。正面からターンアラウンドでジャンプシュート=×
(2)1分58秒・ペイント内でフローター=×
(3)2分59秒・ロングパスを受けて速攻からの左手によるダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(4)4分54秒・ディフェンス・リバウンドをキープしてワンマン速攻。左エルボー付近からジャンプシュート=〇
(5)6分23秒・サボニスとの1対1。右エルボー付近からジャンプシュート=×
(6)7分48秒・ブログドンとの1対1。パワープレーからペイント内でジャンプシュート=〇
*9分50秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第2Q(出場6分51秒=6得点)
(7)6分11秒・左ベースライン際を突破してゴール下。マークはサボニス=×
(8)6分42秒・ゴール下にもぐりこんで左手でダンク=〇(アシスト・ネト)
(9)7分35秒・ゴール下でフローター気味のシュート。マークはターナー=×
(10)8分24秒・インサイドにドライブしてゴール下。シュート体勢に入ろうとした瞬間にルバートにボールを奪われる=×
(11)8分29秒・ウエストブルックのスティールからの速攻。両手でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(12)9分26秒。インサイドにカットしてボールをもらってゴール下=〇(アシスト・ウエストブルック)
(13)11分20秒・速攻からゴール下でシュートを放つもターナーにブロックされる=×
 ▼第3Q(出場11分4秒=10得点)
(14)11秒・正面からジャンプシュート=×
(15)37秒・正面からジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(16)1分12秒・ウエストブルックのドライブに呼応してカット。ゴール下で左手によるシュート=〇
(17)2分28秒・ハイポスト右からインサイドにドリブルして左手でフローター=〇
(18)4分41秒・ターナーとの1対1。ポンプフェイクのあとプルアップで左サイドからジャンプシュート=〇
(19)7分24秒・右サイドからサボニスと1対1。ペイント内でステップバックでシュート=〇
(20)8分11秒・正面でマコネルと1対1。ステップバックでジャンプシュート=×
(21)9分18秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場8分7秒=2得点)
(22)5分43秒・ホリデーとの1対1からゴール下=×
(23)7分23秒・速攻からダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(24)10分45秒・正面から3点シュート=×

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