ビッグエアで鬼塚雅が銅メダル「悔しいけどうれしい」 スノーボード世界選手権

[ 2021年3月17日 13:17 ]

スノーボード世界選手権 ( 2021年3月16日    米コロラド州アスペン )

オンライン取材で銅メダルを掲げる鬼塚

 ビッグエア(BA)決勝が行われ、女子は鬼塚雅(22=星野リゾート)が174・75点で銅メダルを獲得した。スロープスタイルで15年金メダル、17年銅メダル以来となる3回目の表彰台で、BAでは初めて。「金を狙っていたので少し悔しい気持ちですけど、3つ目のメダルを獲れてうれしい」と笑顔を見せた。

 1回目は斜め軸に縦2回転、横3回転半する大技「キャブダブルコーク1260」で着地が乱れながらも耐え、2回目に失敗した「バックサイドダブルコーク1080」を3回目に決めた。1回目の高難度の大技は銀メダルを獲得した1月のXゲームで成功したばかりで「自分の中では新しい技なので完成度が良くなかった」といい、優勝したローリー・ブルーアン(カナダ)との差は「完成度を上げていくことができたら越せるという実感はある」とうなずいた。

 18年平昌五輪は優勝候補に挙げられながら8位。スロープスタイルを含め、すでにXゲーム、世界選手権で頂点に立っている22歳は「あとは五輪で金メダルを獲りたいという気持ち」と決意を強くした。

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2021年3月17日のニュース