横審・山内委員 休場の白鵬に「今場所中に進退を決してほしい」

[ 2021年3月17日 05:30 ]

大相撲春場所3日目 ( 2021年3月16日    両国国技館 )

2日目の勝利後、右膝痛の影響か、そんきょの姿勢をやり直して懸賞を受け取る白鵬(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 場所後恒例となっている横綱審議委員の定例会合が2場所ぶりに開催されることになった。緊急事態宣言下だった1月の初場所は中止。休場の多さが目立つ白鵬、鶴竜に「引退勧告」の次に重い「注意」を決議した昨年11月場所後以来となる。

 両横綱はともに5場所連続休場となったことでさらなる厳しい声が集まるのは必至で、横綱審議委員会・山内昌之委員(東大名誉教授)は「横綱の番付が下がらないのは長期休場や成績不振と関係なく、無期限に地位にとどまれることを意味しない。2日勝って休場したのだから、余力を持って今場所中に進退を決してほしいというのが個人的な意見」と述べた。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)も「横綱の立場は大関とは違うということをどう認識するか。長い歴史の中でこういう例はない」と苦言を呈した。

続きを表示

2021年3月17日のニュース