五輪組織委 開会式の不適切演出プランは「事実とすれば不適切であり大変遺憾」

[ 2021年3月17日 19:11 ]

昨年12月、開閉会式について会見するクリエーティブディレクター・佐々木宏氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは17日、都内で取材に応じ、この日、「文春オンライン」が報じた、大会開会式の責任者であるクリエーティブディレクター・佐々木宏氏の発言について「事実関係を確認している。事実とすれば不適切であり大変遺憾」と語った。現在、組織委は佐々木氏とコンタクトを取っており、あす18日に橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長が対応するとしている。

 文春オンラインによると、佐々木氏は昨年3月、五輪開会式の演出を担当するメンバーのグループLINEで、タレント・渡辺直美にブタを演じさせるプランを提案したとされている。東京五輪を巡っては組織委の前会長だった森喜朗氏の“女性蔑視発言”問題があったばかり。再び浮上した問題について「しっかり組織委員会として本人が話した内容を確認したうえで対応させていただきたい。準備が整い次第、速やかに対応する」としている。

 昨年12月、狂言師の野村萬斎が総合統括を務めていた開閉会式の演出チームが解散し、新たな統括役に佐々木氏が就任。大会の延期で、開閉会式の演出も大幅な見直しが必要と判断したためとされていた。

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2021年3月17日のニュース