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五輪式典統括の佐々木氏 女性侮辱演出で退任へ 関係者「女性問題以前に人権問題」

[ 2021年3月17日 22:51 ]

昨年12月、開閉会式について会見するクリエーティブディレクター・佐々木宏氏
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 東京五輪・パラリンピックの開閉会式の企画、演出で全体の統括役を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が、式典に出演予定だったタレント・渡辺直美の容姿を侮辱するような内容の演出を関係者に提案していたと「文春オンライン」が17日報じた。関係者によると、大会組織委員会の橋本聖子会長が国際オリンピック委員会(IOC)幹部と緊急会談し、対応を協議した。佐々木氏は退任する見通しとなった。

 組織委では2月に女性蔑視発言で森喜朗前会長が引責辞任したばかり。五輪開幕が約4カ月後に迫る中、組織のトップに続き、大会を象徴する式典の責任者が不祥事で交代する異常事態となる。

 組織委の高谷正哲スポークスパーソンは17日、報道陣の取材に「事実とすれば不適切であり、大変遺憾」と述べた。佐々木氏への聞き取りも含めて事実関係の調査を進めており、18日午後に橋本会長らが取材に応じる。佐々木氏の処遇も明らかにする見通し。組織委関係者は「女性問題以前に人権問題。厳しい」と語った。

 記事によると、佐々木氏は昨年3月、当時の企画、演出チームのメンバーに対し、渡辺の容姿を侮辱するような内容の演出をLINE(ライン)で提案。批判を受け撤回したという。

 テレビCMなどで活躍する佐々木氏は、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオの姿で安倍晋三前首相が登場した2016年リオデジャネイロ五輪閉会式のアトラクションの演出を担当。昨年7月23日の開幕1年前行事では、白血病で長期休養していた競泳の池江璃花子選手が国立競技場から世界にメッセージを発信する演出を手掛けた。

 開閉会式の企画、演出は、狂言師の野村萬斎を総合統括とした7人のチームが昨年12月に解散。より迅速に準備を進める必要があるとの理由で、チームの一員だった佐々木氏に一本化した体制に変更された。

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