渡辺直美侮辱演出提案の佐々木氏が謝罪文発表 橋本会長に辞意伝える

[ 2021年3月18日 00:57 ]

昨年12月、開閉会式について会見するクリエーティブディレクター・佐々木宏氏
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 東京五輪・パラリンピックの開閉会式で演出の総合統括を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が、女性タレント渡辺直美(33)の容姿を侮辱するような演出プランを提案していたと文春オンラインが17日、報じた。佐々木氏は同日深夜、大会組織委員会を通じて謝罪文を発表し、橋本聖子会長(56)に辞意を伝えたと明かした。

 文春オンラインによると、佐々木氏は渡辺にブタを演じさせるプランを演出担当チームの仲間にLINEで提案。女性メンバーなどから批判され、提案を撤回したという。佐々木氏は謝罪文で、渡辺に対する演出アイデアとして「オリンピックの使者的キャラということで、オリンピックの語尾をピッグという駄洒落にして、オリンピッグという名前のピンク色の衣装で、耳がぶたのはどうだろう」と提案したと経緯を説明。スタッフから怒られ、「大変恥ずかしながら目が覚めた。ざっくばらんにやりとりした中で、私が調子に乗って出したアイデア」と続けた。

 また、「文春さんから電話取材を受けた段階で、この私のLINE上での、大失言が表に出て、渡辺直美さんにも伝わるときが来たら、責任を取って辞表を出すべきと考えて来ました」と記し、「先ほど、橋本会長には、夜分ではありますが、お電話で、私の辞意をお伝えしました。あらためて、辞表を書かせていただき、お届けするつもりです」と辞意を伝えたことを明かした。

 渡辺に対しては「どのようにお詫びをしてもしきれないと思っています。ご不快な思いをさせてしまったことが、本当に悔やまれてなりません。心からお詫び申し上げます」と謝罪。「とんでもない勘違いで、自分の意識の低さ、無神経さにあらためて気づいた次第です。猛反省し、意識改革し、自らの思い込み、偏見、鈍感さ、などを見直し、あらためて、生まれ変わりたいと思います。このたびは、大変申しわけありませんでした」と締めくくった。

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2021年3月17日のニュース