若隆景　初の大関討ち、故郷福島に「活躍見せたい」精進誓った

大相撲春場所3日目 （ 2021年3月16日    両国国技館 ）

貴景勝（左）を寄り切りで破る若隆景（撮影・久冨木　修）
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　若隆景は貴景勝との激しい攻防を制し、初めて大関戦で勝利（不戦勝を除く）。「うれしいです」と、花道で待ち受けた付け人で3歳年上の長兄、幕下・若隆元と拳をぶつけ合って喜びを分かち合った。

　昨年の大みそかに新型コロナウイルス感染が判明し、先場所を全休。稽古再開の2月初旬には息切れなど後遺症があったが、調子は上向きだ。福島市出身で3.11は初めて幕内として迎え「福島出身として一生懸命取って活躍する姿を見せたい」とさらなる精進を誓った。