バレー女子日本代表・中田監督 五輪テストマッチは「あえて中国を選んだ」 チームテーマは「限界突破」

[ 2021年3月17日 15:13 ]

オンライン取材に応じたバレーボール女子日本代表の中田監督
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 バレーボール女子日本代表の中田久美監督(55)が17日、東京・味の素NTCで行っている代表合宿の練習後にオンライン取材に応じた。

 昨年、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が延期となってからは代表選手たちが所属するVリーグの試合をビデオなど映像でチェック。「プラスに捉えてチャンスをいただいたと感じている」と準備を怠らなかった。

 この日で東京五輪まで、あと128日。現在の合宿では、テンポの速さを重視して取り組んでおり、テーマに「限界突破する。可能性にチャレンジする」を掲げ、「日本の武器は同じスピードで攻撃を仕掛けること。そこにこだわって強化していきたい」と語った。今後、国際大会にはネーションズリーグが控えているが開催できるかは不透明。五輪前に国際試合が満足に行えない最悪の事態を想定し、練習での男性パートナーを8人そろえたという。「高さに対して慣れることを重点的にやっている。とにかく高さを日常にすることを考えてもらいながら準備していく」と明かし、代表メンバー12人の選考については「ネーションズリーグが終わって絞ろうと思う」と打ち明けた。

 5月1日にはテストイベントとして東京五輪会場の有明アリーナで強豪・中国と対戦する。「あえて中国を選んだ。世界のトップと戦って自分たちの課題を見つけて、ネーションズリーグ、最後の強化合宿、オリピックにつなげるために感覚も含めて重要」と本番を見据えた。

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2021年3月17日のニュース