プロ10年目・森正尚が初優勝 がんばれ大牟田ゴルフ

[ 2021年3月17日 07:37 ]

第24回がんばれ大牟田チャリティー・プロアマゴルフ ( 2021年3月16日    福岡県大牟田市 有明カントリークラブ=6749ヤード、パー72 優勝賞金50万円 参加選手181人=うちアマ134人) )

<がんばれ大牟田チャリティープロ・アマゴルフ>優勝した森正尚は臼田大会会長(左)に祝福され笑顔
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 沖学園高出身の森正尚(33=芥屋GC)がプロ10年目の初優勝を決めた。雨と霧の中で各選手がスコアを崩す中、森は8バーディー、ノーボギーの8アンダー、64で回った。

 ジュニアで活躍した“元怪童”森がやっとプロ初勝利を挙げた。「パットが抜群。よく入ってくれた」と2~3メートルのチャンスをことごとく沈めた。1、2番を連続で取るなどアウトは4バーディー。後半インも4バーディーを加えた。ボギーなしの66で回り「危ない場面はほぼなかった」と満足げに振り返った。

 好調なパッティングはパター調整の成果だった。「宮崎(オープン)でパットがラインに乗っているのにショートしてばかり。思い切ってシャフトを短くした」。35インチ(約88・9センチ)を33・5インチ(約85・1センチ)にカットしたらボールの転がりが目立ってよくなった。「初めて試合で試したけど短くして正解だった」とバーディー量産につながった。

 熊本市・託麻東小3年でゴルフを始めた。二岡中から福岡・沖学園高に進み、2003年夏には1学年上の諸藤将次らとともに全国高校ゴルフで団体日本一に輝いた。九州ジュニアは03、04年と連覇も達成した大器だがプロ10年目でここまで優勝はなし。昨年は4人プレーオフの末に2位に終わた。19日に迎える34歳の誕生日を前にした初優勝。「この大会でなかなか優勝できなかったが自分で誕生祝いができた」と自ら引き寄せたプレゼントを喜んだ。

 ▼2位・野上貴夫 プロアマ戦なのでアットホームな感じで回れた。パットがよかった。(8バーディー、2ボギー)

 ▼シニア優勝・池田信行 雨で距離が長くなったし、ピン位置も難しかったがいいゴルフが出来た。(4バーディー、4ボギー)

◆成績
 【プロの部】
―8(1)森 正尚 64
―6(2)野上貴夫
  (2)中島邦宏 66
―5(4)久常 涼 67
―4(5)酒匂雅崇
  (5)北村晃一 68
 =以下主な選手=    
―1(10)重永亜斗夢 71
±0(12)出水田大二郎 72
+1(17)小田孔明 73
+2(22)時松隆光 74
+4(28)秋吉翔太 76

 【シニアの部】
±0(1)池田信行 72

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2021年3月17日のニュース