東関部屋が春場所最後に閉鎖 東関親方がコメント「私なりに精進してまいりましたが…」

[ 2021年3月12日 17:23 ]

元高見盛の東関親方
Photo By スポニチ

 日本相撲協会は11日、両国国技館で定例の理事会を開き、4月1日付で東関部屋の閉鎖を承認した。14日初日の春場所が最後の場所となり、師匠、所属6力士、行司、呼び出し、床山は八角部屋に転属となる。19年12月に先代師匠(元幕内・潮丸)の死去に伴い、部屋を継承した東関親方(元小結・高見盛)は協会を通じて以下のコメントを発表した。

 「昨年の一月場所後か約1年間、東関部屋の師匠として私なりに精進してまいりましたが、部屋の力士たちにとって、よりよい稽古環境などを求め、八角理事長に相談させていただき、3月場所を最後に東関部屋を閉鎖して力士たちと八角部屋に転属させていただく決断をしました。今までに大勢の皆様に東関部屋を応援していただきまして感謝申し上げます。今後は部屋付きとして自分のできることを一生懸命頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
   東関 大五郎

 東関部屋は、ハワイ出身の元関脇・高見山が86年2月に高砂部屋から独立し、外国出身者として初めて部屋を構えた。同親方は、横綱・曙らを育てるなど功績を残し、09年に定年。先代東関親方が継承し、18年には墨田区東駒形から葛飾区柴又に移転した。

続きを表示

2021年3月12日のニュース