ラプターズ痛恨の敗戦 土壇場でブザービーターの3Pを喫して黒星 渡辺は3得点

[ 2021年3月12日 12:19 ]

インサイドに切れ込むラプターズのパウエル(AP)
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 NBAラプターズは11日、準本拠地としているフロリダ州タンパでホークスと後半戦の初戦を行ったが、120―118で迎えた第4Q残り7・1秒からのプレーで、ホークスのトニー・スネル(29)に3点シュートによるブザービーターを決められて120―121(前半59―64)で敗れた。これで今季4回目の3連敗で17勝20敗。第2Q序盤で19点差のビハインドとなりながら、第4Qの中盤でいったん15点のリードを奪ったが、このあと持ちこたえることができなかった。

 渡辺雄太(26)は31―48で迎えた第2Qの3分6秒にコートに登場すると、その9秒後に左のコーナーから今季13本目となる3点シュート(試投34本)を成功。このクオーターの出場時間は3分25秒だったが、チームスコアはプラス8だった。勝負どころの第4Qでは96―91の2分8秒からコートに登場し、自身の得点こそなかったが、執ようなディフェンスで相手にミスを誘発させ、背番号18がコートに入ってからわずか1分5秒で点差は5点から13点に広がった。

 第4Qにペイント内で放ったこの日2本目のシュートはホークスのジョン・コリンズ(23=206センチ)にブロックされたが、8分の出場でチームスコアはプラス13。ベンチプレーヤーとしての仕事をきっちり果たす一戦となったが、最後に白星は逃げていった。

 ラプターズでは新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)の対象となっていたニック・ナース監督(53)が4試合ぶりに戦列に復帰。しかしパスカル・シアカム(26)、フレッド・バンブリート(27)、OG・アヌノビー(23)の先発3選手と、パトリック・マコー(25)、新人のマラカイ・フリン(22)を含めた5選手はまだプロトコルの対象で後半戦最初の試合でも欠場となった。

 ラプターズは第2Qの2分17秒で29―48と19点差のビハインドとなったが、第3Qを35―20として逆転。先発したノーマン・パウエル(27)が33得点、カイル・ラウリー(34)が17得点と12アシスト、アロン・ベインズ(34)が11得点と15リバウンド、ベンチから出たクリス・ブーシェイ(28)は29得点をマーク。チームの3点シュート成功は37本中17本で、成功率は45・9%だったが最後はスネルの一発に泣いた。

 ホークスは今季3度目の3連勝で17勝21敗。トレイ・ヤング(22)が37得点、クリント・カペラ(26)9得点と18リバウンド、5ブロックショットを記録。スネルは6得点だったが、最後に右サイドから放った3点シュートがチームを勝利に導いた。

 なおラプターズは13日に敵地シャーロット(ノースカロライナ州)でホーネッツと対戦する。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第2Q(出場3分25秒=3得点)
(1)3分15秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・パウエル)
 ▼第4Q(出場4分25秒=無得点)
(2)4分20秒・ペイント内でシュートを放つもコリンズにブロックされる=×

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