五輪代表・一山麻緒が大会新で初優勝も涙「日本記録のために練習をやってきたので悔しい」

[ 2021年1月31日 14:36 ]

大阪国際女子マラソン ( 2021年1月31日    大阪市・長居公園内スタート、ヤンマースタジアム長居 42・195キロ )

<大阪国際女子マラソン>優勝インタビューで涙ぐむ一山麻緒(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 大阪国際女子マラソンが31日、大阪市・長居公園内スタートし、ヤンマースタジアム長居でフィニッシュする周回コース(42・195キロ、1周2・8キロを約15周)で行われ、東京五輪女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)が大会新記録の2時間21分11秒で初優勝した。野口みずきが保持していた2時間19分12秒の日本記録更新はならなかった。

 レース後、一山は、まず「この大会で日本記録っていうのを本当は出したかったんですけど、私の力不足で達成できなくて、楽しみにしていた方には申し訳ないんですが、本当に開催してくださってありがとうございました」と感謝。大会新記録にも「きょうは日本記録のために練習をやってきたので悔しいです。この大会までいつも私と同じ気持ちで目標に向かってサポートをしてくれるワコールのスタッフなので、本当は一緒に喜びたかったんですが残念でした」と涙した。そして、男子選手のペースメーカーについては「“いけるよ”とか“頑張れ頑張れ”って引っ張ってくれました」と言い、「きょうのレースで日本記録のペースを体感できた。今、自分がこれくらいでしか走れないっていうのが分かったので、もっともっと強くなれるようにこれからまだまだ頑張っていきたいと思います」と誓った。そして「五輪に向けて堂々とスタートラインに立っている姿が皆さんにお見せできるように、まだまだこれから頑張っていきたいと思います」と前を向いていた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月31日のニュース