JOC竹田前会長 仏当局事情聴取の大枠判明、予審判事「欠陥多い」指摘

[ 2021年1月31日 05:30 ]

竹田恒和氏
Photo By スポニチ

 20年東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑に関し、フランス当局の予審判事が18年12月にパリで日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長(73)に事情聴取した内容の大枠が30日、関係者への取材で分かった。前年に国際捜査共助に基づき行った東京地検特捜部による竹田氏らの聴取について、判事は「限定的で欠陥が多い」と指摘した。

 フランスの刑法では民間人同士を対象にした贈収賄規定があるが日本の刑法にはないため、判事は東京地検の捜査協力が「任意」にとどまったとし「必要とした全ての証人の聴取や書類の押収はなかった」と指摘した。捜査は継続しており、立件可否の判断が注目される。

続きを表示

2021年1月31日のニュース