有森裕子さん 16年ぶり日本新「十分可能」本命は一山 31日大阪国際女子マラソン

[ 2021年1月31日 08:00 ]

31日の大阪国際女子マラソンで16年ぶりの日本新記録を目指す(左から)岩出、前田、一山
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 異例の周回コースで行われる大阪国際女子マラソンは、31日午後0時10分にスタートする。新型コロナウイルス感染防止のため1周2・8キロのコースを15回回り、男子選手の川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)らがペースメーカーを務める今大会。五輪連続メダリストの有森裕子さん(54)は「コースの特性を生かせば日本記録も十分可能」と16年ぶりの快挙に期待を寄せた。

 女子マラソンで男子のペースメーカーは日本では初めてかもしれませんが、世界的に見れば主な記録のほとんどは男女混合レースで生まれています。その意味ではこれで日本記録が出なければおかしいし、少なくとも2時間19分台は確実に出せるはずです。

 今回の周回コースは平たんなことに加えて、道幅が6メートル程度と狭いこともプラスに働くでしょう。遠くにビルが見えるような広いところで走っていると自分の速度が分かりにくいものですが、コースが狭ければ景色の流れが速く見えます。速さをより明確に感じられるようになるんですね。たとえそれが目の錯覚であっても、コースの特性を生かした速度のキープができればとても大きなアドバンテージになりえます。

 もう一つ、注目しているのは給水です。通常は5キロごとに計8カ所の給水所が設けられます。それが今回は1周2・8キロの1カ所だけになりました。15周のうち給水できるのは8回だけなので、何周目に給水するかは、勝負を左右する重要なポイントです。

 今回のレースの特性を考えると、日本記録に最も近いのはやはり一山でしょう。1キロ3分18秒を上回る日本記録ペースで練習をしてきているので、変に自重したりせずに男子選手についていけば十分に可能性はあります。年末に調子を崩した前田はどこまで状態が戻っているかで結果が違ってくるでしょう。

 レースには医療従事者の方々にもたくさん協力していただいています。本当にありがたいし、この環境の中で心苦しい限りですが、だからこそ選手には「何が何でも日本記録を破る」という強い気持ちでレースに臨んでほしいと思います。(五輪2大会連続メダリスト)

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