男子先導の周回コースで自己記録続出!上位10人中6人が自己新、6位・和久は4分37秒更新

[ 2021年1月31日 17:23 ]

大阪国際女子マラソン ( 2021年1月31日    大阪市・長居公園内スタート、ヤンマースタジアム長居 42・195キロ )

<大阪国際女子マラソン>川内優輝(右から2人目)らをペースメーカーに、1周目を先頭集団で走る前田穂南(左から2人目)と一山麻緒(中央)(撮影・北條 貴史)
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 大阪国際女子マラソンが31日、大阪市・長居公園内スタートし、ヤンマースタジアム長居でフィニッシュする周回コース(42・195キロ、1周2・8キロを約15周)で行われ、東京五輪女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)が大会新記録の2時間21分11秒で初優勝した。

 新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、従来の市街地を巡るコースから、大会史上初めて周回コースに変更、川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)ら男子選手がペースメーカーを務めたことで自己記録をマークする選手が続出。トップ10のうち、6選手が自己ベストタイムでフィニッシュした。

 優勝した一山は自己記録に42秒及ばなかったものの、2位の前田穂南(24=天満屋)、3位の阿部有香里(31=しまむら)、4位の上杉真穂(25=スターツ)、5位の萩原歩美(28=豊田自動織機※初マラソン)、6位の和久夢来(25=ユニバーサルエンターテインメント)、8位の松田杏奈(26=京セラ)が自己記録をマーク。和久は4分37秒、阿部は3分21秒、上杉は3分10秒も記録を伸ばした。

 野口みずきの女子マラソン日本記録(2時間19分12秒)、日本歴代2位の渋井陽子、同3位の高橋尚子の記録すべてが、男子がペースメーカーを務めたベルリンマラソンで誕生。自衛隊立川駐屯地の周回コース(1周約2・6キロ)で行われた昨年10月の箱根駅伝の予選会では、三浦龍司(順大)がハーフマラソンのU20日本新記録をマークするなど好記録が続出。男子のペースメーカー、周回コースと条件がそろい、今回のレースは好記録が期待されていた。

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