時津風親方、退職の意向 2度のガイドライン違反…協会処分にかかわらず

[ 2021年1月30日 05:30 ]

時津風親方
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 大相撲初場所中に麻雀店に行くなど、日本相撲協会の新型コロナウイルス対策のガイドライン違反が判明した時津風親方(47=元幕内・時津海)が協会を退職する意向であることが29日、関係者の話で分かった。2度目の違反で解雇を含めた厳罰は必至とみられているが、処分内容にかかわらず協会を去る姿勢という。

 来週にもコンプライアンス委員会による聴取が行われる見通しで、処分を協議する臨時理事会は2月に開かれる予定。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は、一部報道にあった退職届の提出については未確認とし「届けを出しても簡単に受理にはならない」と述べた。

 最近では、17年12月にセクハラ行為をした立行司の40代式守伊之助が辞職願を提出したが、協会は初場所から3場所出場停止の懲戒処分を下した上で夏場所終了後に受理したケースがある。また、昨年8月に幕内の阿炎が場所中にガイドライン違反となる外出を繰り返し、発覚後に引退届を提出したが、再び問題を起こした場合に受理するという条件付きで現役を続行させた。

 時津風親方は27日、初場所期間中に麻雀店に5日連続で通うなどガイドライン違反の行為が報じられた。昨年9月にも不要不急の外出を禁じられた期間に地方にゴルフに出向くなどガイドラインに違反しており、秋場所中の謹慎と委員から年寄へ2階級降格処分を受けていた。

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2021年1月30日のニュース