5位の樋口新葉、視線は来季「絶対に五輪に出たい」冬季国体成年女子

フィギュアスケート冬季国体最終日 （ 2021年1月30日    愛知・日本ガイシアリーナ ）

成年女子フリーで演技する樋口新葉
Photo By 代表撮影

　成年女子のフリーが行われ、東京都代表の樋口新葉（明大）は7位の119・82点、合計184・41点で5位だった。後半にジャンプが乱れ、「全然良くなかった」と振り返った。

　今季は挑戦のシーズン。構成を変え、トリプルアクセルにも挑み続けた。「経験を積めた年」としながらも「凄く悔しい1年だった。ここから悔しい気持ちをどうつなげるかが大事」と強調した。

　来季は北京五輪シーズン。「今年悔しい気持ちで来年を考える時間があるのはよかった。来季は五輪に絶対行きたい」と力を込め「プログラムを2年ぶりに変える」と明言。「新しいプログラムをつくるにあたって、どういう曲にするか、構成とかも考えながら。何パターンもつくっていい」と話す。

　最大2本組み込むことを視野に入れるトリプルアクセルは「成功率と言っている場合じゃなく、安定したものにしたい」と語る。「五輪でメダルを獲るのも目標。まず全日本でメダルを獲らないといけない。全日本でトップを目指せるように」と出直しを期した。