フィギュア世界選手権、3月ストックホルム開催へ 昨季は直前で中止

[ 2021年1月30日 05:30 ]

2019年の世界選手権。男子フリー、羽生結弦の演技後にくまのプーさんのぬいぐるみが投げ込まれる
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 国際スケート連盟(ISU)は29日、3月のフィギュア世界選手権(ストックホルム)を予定通り開催する方針を発表した。日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長(59)は同日、名古屋市内で報道陣に対応し、ISUから連絡を受けたと明かした上で「五輪の枠獲りが懸かっているので、各国参加せざるを得ない」と語った。外界との接触を避ける「バブル」下で開かれる予定で、スタッフも通常の半数程度に絞られる可能性があるという。

 新型コロナの影響で昨季の大会は直前で中止された。従来のルールでは同大会に男女各最大3枠の22年北京冬季五輪出場枠が懸かる。ISUは今回、各国のエントリー状況次第で、出場枠の獲得方法を再検討する可能性があるという。

 現在は日本からEU域内への渡航が原則的に禁止されている。日本連盟は状況確認も含め、スポーツ庁や外務省などと連絡を取って対策を練る。日本男子は羽生結弦(26=ANA)、女子は紀平梨花(18=トヨタ自動車)らが代表に選出されている。

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2021年1月30日のニュース