ラプターズの渡辺が自己最多の12得点 3P2本成功は初 キングスに惜敗も最後までコートに立つ

[ 2021年1月30日 12:23 ]

キングスのヒールドをマークする渡辺(AP)
Photo By AP

 ラプターズの渡辺雄太(26)が29日に準本拠地となっているタンパ(フロリダ州)で行われたキングス戦に途中出場。自己2番目に長い24分の出場でフィールドゴールを4本中3本成功させ、グリズリーズ時代のデビュー年でマークしていた自己最多記録(2019年2月7日のサンダー戦=10得点)を上回る12得点をマークした。3点シュート(試投3本)も初めて1試合で2本成功。自己記録にあと1と迫る6リバウンドと2アシスト、2スティールも記録し、この日は実質的に“シックスマン”として試合の最後までコートに立ち続けた。

 ラプターズは第3Q途中で一時最大18点差をつけられながら第4Qの終盤に猛追。残り1分8秒、渡辺がドライブインから左手でレイアップを決めた時点で116―117と1点差まで詰め寄った。しかし結局、キングスに逃げ切られて(前半58―68)で惜敗。3連敗を喫して今季の成績は7勝12敗となった。

 渡辺は22―30で迎えた第1Qの残り1分20秒からコートに登場。第2Qの3分23秒には左のコーナーから今季8本目の3点シュートを成功させた。第4Qの5分58秒にも右のコーナーから3点シュートを決め、ニック・ナース監督(53)は最後まで背番号18を主力のユニットの中に残した。20分以上出場したのはこれが通算5回目(最長は27分)で、接戦となっていた第4Qの残り1分32秒にはキングスのセンター、213センチのハッサン・ホワイトサイド(33)がゴール下で試みたシュートに対して上からのしかかるようにして“体当たり”で阻止(判定は反則)するなど、最後まで気迫あふれるプレーでチームに貢献した。

 ラプターズは先発したパスカル・シアカム(26)が32得点、フレッド・バンブリート(26)は26得点、カイル・ラウリー(34)は17得点をマークしたが5点差以内の敗戦は今季5回目。勝ったキングスは8勝10敗となり、4連敗のあとは延期2試合をはさんで3連勝となった。

 なおラプターズは31日と2日にオーランド(フロリダ州)を本拠にしているマジックと「ホーム&アウェー」で顔を合わせる。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場1分20秒=無得点、シュート機会なし)
 ▼第2Q(出場6分24秒=3得点)
(1)3分23秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・バンブリート)
 ▼第3Q(出場4分43秒=2得点)
*9分40秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第4Q(出場12分=7得点)
(2)2分6秒・左コーナーから3点シュート=×
(3)3分29秒・正面やや右からドライブしてレイアップ=〇(アシスト・ジョンソン)
(4)5分58秒・右コーナーから3点シュート=〇(アシスト・ベンブリー)
(5)10分52秒・右サイドからのドライブから左手でレイアップ=〇(アシスト・ベンブリー)

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月30日のニュース