プーマ、厚底シューズ競争参戦 箱根復帰へ立大とタッグ

[ 2021年1月30日 05:30 ]

プーマ初の厚底シューズ「ディヴィエイト ニトロ」を履いて走るサニブラウン(プーマ提供)
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 陸上長距離界に旋風を巻き起こした厚底シューズ競争に、プーマが本格参戦する。29日に同ブランド初の厚底シューズ「ディヴィエイト ニトロ」(2月18日発売)を発表した。

 高い反発性とクッション性の両立が特長。推進力を生むスプーン状のカーボンプレートの前足部は二股に分かれており、外側から着地をしても力が中央に集まりやすく「誰でも履けるみんなの厚底」のコンセプトに沿った初心者向けの機能も搭載している。同日の商品説明会に映像で登場した男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキームも「硬いけど柔らかい。本当に走りやすいです。誰にもお薦めできる」と太鼓判を押した。

 プーマは参入にあたり「ともにチャレンジャーの立ち位置」とする立大とタッグを組む。1968年を最後に箱根路から遠ざかっている立大は24年1月の本戦復帰を目指しており、今年4月からサポートを開始する。各メーカーで厚底シューズの開発競争が激化する中、今年の箱根ランナーも9割以上がナイキを使用。立大の復活とともに、プーマが1強の牙城を崩す。

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