神村学園　2年ぶりV奪回ならず　残り1キロでエースにアクシデント

第32回全国女子高校駅伝 （ 2020年12月20日    京都市・たけびしスタジアム京都発着＝5区間21・0975キロ ）

＜全国高校駅伝　女子＞2位でゴールする神村学園・バイレ（撮影・成瀬　徹）
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　女子では、神村学園2年ぶりV奪回のシナリオが、アクシデントで崩れた。「うちは3、4区が強み。25秒差以内でアンカーにつなげば逆転できる」。有川哲蔵監督のプラン通りにレースは展開し3、4区の中須、鳥居が区間賞の走りで順位を上げた。トップと19秒差の5位で高速エースのバイレにたすきをつなぐ。期待通りにケニア人留学生は順位を上げ1・5キロ地点でトップに立った。

　だが残り1キロ地点で異変が起きた。「大会前に右足首をひねった影響かもしれない」と有川監督。あっという間に失速し世羅の逆転を許した。チームトレーナーの診断では「右太腿の筋膜炎の疑い」。レース後のバイレは患部にテーピングを施して泣きじゃくった。有川監督は「優勝と大会記録更新を狙ったことで気負いがあったのかも。京都のコースの難しさを知らされた」。2年連続2位に肩を落とした。