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文田健一郎 2年ぶり3度目“貫禄”の頂点「楽しく試合ができた」 男子グレコ60キロ級

[ 2020年12月21日 05:30 ]

レスリング 全日本選手権最終日 ( 2020年12月20日    東京・駒沢体育館 )

男子グレコローマン60キロ級決勝で鈴木(上)を攻める文田(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 男子グレコローマン60キロ級決勝は19年世界王者で東京五輪代表の文田健一郎(25=ミキハウス)が鈴木絢大(日体大)を2―1で下し、2年ぶり3度目の優勝を飾った。男子フリースタイル92キロ級は五輪アジア予選(来年3月・中国)86キロ級代表の高谷惣亮(ALSOK)が4階級にわたる10連覇を達成。同57キロ級で同代表の樋口黎(日体大助手)は3位だった。今大会は感染症対策として各階級8人までに絞って開催された。

 得意の投げ技で得点を奪うことはできなかったものの、2月以来の公式戦で文田が一定の手応えを得た。代名詞である反り投げだけでなく「新しい攻め手」として取り組んできた巻き投げなどの技を果敢に仕掛け、「攻める形は出せたし、ポイントにはならなくても攻めの糸口を見つけられた」とうなずいた。

 五輪代表8人の中で唯一、今大会に出場した。新型コロナの影響で多くの試合が中止、延期となった中で「出られる試合があるなら出るべきという思いが強かった」と明かした。これまでは「レスリングより結果と向き合っていた」というが、競技への純粋な思いも再確認し「凄く楽しく試合ができた」と笑みを浮かべた。

 ライバルの存在で決意も新たになった。代表の座を長年競ってきたリオ五輪銀メダリストで日体大の先輩・太田忍(26)が総合格闘技に転向。この日は表彰で会場に来た太田と言葉を交わし「別の道になったけど、あの人はもっと強くなるし、これからも学んでいける」と実感。来夏の金メダルだけを見据え「“おまえと競えて良かった”と言わせるような結果にしないと」と誓った。

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