一山麻緒 五輪代表対決で前田に先勝 大阪国際マラソン“前哨戦”

[ 2020年12月21日 05:30 ]

陸上 山陽女子ロード ( 2020年12月20日    岡山市・シティライトスタジアム発着 )

ハーフマラソンで日本勢トップの3位に入った一山麻緒
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 東京五輪マラソン代表対決となったハーフの部は一山麻緒(23=ワコール)が1時間10分17秒で日本勢トップの3位に入った。前田穂南(24=天満屋)は1時間10分39秒で9位。両者が出場を表明している来年1月の大阪国際女子マラソンの“前哨戦”は一山に軍配が上がった。ゼイトナ・フーサン(デンソー)が1時間9分24秒で優勝した。

 日本人トップにも一山の表情は渋かった。目標としていた自己ベストには届かず「状態は良かったのに、悔しいです」と反省しきりだった。

 序盤1キロ3分34秒という予想外の超スローペースにリズムを崩された。2キロすぎにしびれを切らした一山が飛び出して外国勢と3人でレースを展開。15キロでフーサンらの仕掛けに反応できず「足が疲れてついていけなかったのはまだまだ弱いところ」と苦笑いした。来年1月の大阪国際女子では日本記録も視野に入れた2時間19分台を宣言した。今年3月の名古屋ウィメンズの練習では「鬼・鬼メニュー」を消化して五輪代表を勝ち取っただけに「(練習は)鬼が重なっています。鬼・鬼・鬼メニューで大阪まで頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

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2020年12月21日のニュース