箱根2年連続総合3位へ“オール国学院” 3年生キャプテン木付「力を出し切りたい」

[ 2020年12月16日 17:46 ]

 来年1月2、3日の箱根駅伝に出場する国学院大が16日、オンラインで取材に応じた。

 前回大会では過去最高の総合3位も、立役者の浦野雄平(現富士通)、土方英和(現ホンダ)ら元4年生は今春に卒業。前田康弘監督(42)は「4年生が抜けたのはやっぱり大きい」としつつ「藤木と中西は本気で往路優勝を狙いにいって2位という悔しさを経験し、浦野、土方を超えるという思いをもって1年間やってきてくれた」とダブルエースの藤木宏太(3年)と中西大翔(2年)に期待。キーマンには4年生の臼井健太、河東寛大らを挙げ、「主軸は3年生ですが、4年生が最後に意地を見せて欲しい。メンタル的にもどんな状況でも自分の走りを出すという強い気持ちを持って、しっかり力を出せれば面白い駅伝になる」と“オール国学院”を強調した。

 チームは今年も総合3位を目指す。3年時から2年間、土方がキャプテンを務めた昨年度に続き、今年の主将を任された3年生の木付琳は「土方先輩に憧れてやってきたけど、今年は今年のチームがある。全員でコミュニケーションを取って風通しの良いチームをつくることを意識した」という。前回大会は7区で11位だったが、1万メートルで自己記録を更新するなど好調の今大会は3区を希望。「高速化が進んでいるのでどんな状況で来るか想定できないけど、前半から積極的にレースを進めたい」と見据え、「去年とは違った立場で臨む箱根。今年結果を出して来年につなげるという意識で力を出し切りたい」と意気込んだ。

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2020年12月16日のニュース