五郎丸歩　思い出の試合は「南アフリカ戦、スコットランド戦、入れ替え戦…1番を選ぶのは難しい」

元ラグビー日本代表のヤマハ発動機・五郎丸歩
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　ラグビーの15年W杯日本代表のFB五郎丸歩（34＝ヤマハ発動機）が16日、記者会見した。9日に所属のヤマハ発動機を通じ、来年1月16日に開幕する今季のトップリーグ（TL）終了後に現役を引退することを発表。この日は、自らの口で、現役引退を決意した経緯などについて語った。

　ラグビーの15年W杯日本代表のFB五郎丸歩（34＝ヤマハ発動機）が16日、記者会見した。9日に所属のヤマハ発動機を通じ、来年1月16日に開幕する今季のトップリーグ（TL）終了後に現役を引退することを発表。この日は、自らの口で、現役引退を決意した経緯などについて語った。

　五郎丸は、1番思い出に残っている瞬間について「32年間もラグビーをしていると1番というものを選べなくなる」と心境を明かした。そして、「やはり日本のラグビーの歴史を変えたあの南アフリカ戦というものは本当に心に残っている。次のスコットランド戦で大敗したことも自分の中では思い出。ヤマハのチームとして入れ替え戦を戦った試合も1番です」とし、「1番を選ぶのは難しい。すべての試合、すべての練習、自分の中での1番なので1番は選べません」と語った。

　また、ラストシーズンに向けて「力強さを自分のモットーとしていますし、また、日々の努力が夢への近道と言う言葉を大事にしていますが、試合の時だけでなく、その準備をいうものも大事にしながらラストシーズンに向けて努力したい」と語り、「トップリーグのタイトルは取っていない。このタイトルを取ることがこのチームが1つも2つもステップアップする。大きなタイトルなので集中して頑張りたい」と誓った。