錦織圭 児童養護施設サプライズ訪問でマスク&冬服寄贈

[ 2020年12月16日 21:55 ]

錦織圭(AP)
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 ユニクロのグロバールブランドアンバサダーを務める男子テニスの錦織圭(30=日清食品)が16日、都内の児童養護施設をサプライズ訪問した。施設で生活する子供や職員にエアリズムマスクと冬物衣料を寄贈。児童から「コロナがなければ東京五輪に出る予定でしたか?」と問われ「一応出る予定でした。ただ、怪我をしていたので、僕にとっては幸運な延期でした。来年に向けて、まだみんなもそういう気持ちになりづらいと思うけど、もう少しコロナが落ち着いてきたらみんなで五輪を目指したいな。そしたらみんなで見に来て下さい」と応じた。

 ユニクロは全国の児童養護施設や難病児支援施設など369施設にマスク約10万点と冬物衣料2640点を寄贈する。錦織は「ユニクロを代表して、子供たちにプレゼントを届けられることをうれしく思います。今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、子供たちも生活や精神面で大きな影響を受けたと思います。今日はそんな中でも、明るい子供たちの姿に勇気づけられました。お届けしたエアリズムマスクと冬服で、元気に新しい年を迎えてもらいたいと思います」とのコメントを出した。

 錦織は19年夏に右肘を手術。復帰目前の3月にコロナ禍でツアーが中断し、再開後の8月には自身がコロナに感染して全米オープンの欠場を余儀なくされた。9月8日のジェネラリ・オープン(オーストリア)で375日ぶりに復帰したが、9月末の全仏オープンで右肩を負傷。復活を期す来年の抱負について「肩も良くなってきたので、まずは全豪でいい結果を残したい」と強調。コロナ禍で開幕が来年1月18日から2月にずれ込む可能性の高い全豪オープンに照準を定めた。

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2020年12月16日のニュース