鶴竜 名前は本名のまま日本国籍取得「“そのままでもいい”と言われて」

[ 2020年12月11日 05:30 ]

鶴竜 日本国籍取得 ( 2020年12月10日 )

取材に応じる鶴竜
Photo By 代表撮影

 モンゴル出身の第71代横綱・鶴竜(35=陸奥部屋)が日本国籍を取得した。10日付の官報で告示された。本名は従来と同じ「マンガラジャラブ・アナンダ」。外国出身の横綱で日本国籍を有するのは、米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)、現役の白鵬に次いで4人目。国籍取得により、現役引退後に親方として日本相撲協会に残ることが可能となり、鶴竜は指導者として恩返しする思いを吐露した。

 【鶴竜に聞く】
 ――いつから国籍変更を考えていた。
 「もう、そう思った時に動こうってことでした」

 ――名前は本名。
 「最初は日本の名前を考えないといけないのかなと考えていたが“そのままでもいい”と言われて、じゃそのままでと」

 ――安心した気持ちが一番大きいか。
 「ホッとしたという感じ」

 ――時間的に長くかかって不安な気持ちはあったか。
 「長かったので。まだかなというのはあった」

 ――親方として協会に残るという希望があった。
 「決めた時にそういう思いがあって、国籍を変えるというのはなかなか難しいことなので。これは自分の人生だし、大事な決断というか判断だった」

 ――ゆくゆくは自分の部屋を持ちたい。
 「それはまだまだ」

 ――モンゴルの両親は応援してくれた。
 「はい。やっぱり家族だから。最初の時に言っているし、話をしてちゃんと決めた」

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