東京五輪マラソン 来年5・5に札幌でテストイベント

[ 2020年12月11日 19:02 ]

五輪マラソンの舞台となる札幌・大通公園
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 札幌を会場とする東京五輪のマラソン・競歩実施に向けた第9回実務者会議が11日、札幌市内で開かれた。大会組織委員会は10月の計測を基に確定し、世界陸連に公認されたコースを発表。マラソンはスタート位置を当初想定から46・67メートルずらすなどし、競歩は一部折り返し点の半径を変更した。組織委はこのコースのテストイベントを来年5月5日に実施すると発表した。

 テストイベントは、男女各80人程度の競技ランナーが参加する「札幌チャレンジハーフマラソン2021」と、一般市民約2500人の参加を想定した10キロレース「札幌チャレンジ10K 2021」の2つ。組織委の森泰夫運営局次長は「ハーフマラソンでテストできない部分をカバーするために10キロを設定した。市民の方にもコースを体験してほしい。ハーフマラソンは五輪参加選手で実走したい要望があれば、門戸を開けるケースになる」と語った。国内の新型コロナウイルス感染者が増加している現状を踏まえ、市民の参加や感染症対策については「状況に応じて、どのようにするか地元と常に議論していく」とした。

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2020年12月11日のニュース