自転車連盟、トラックレース強化指定B選手にも奨励金 ケイドリームスが民間初支援

[ 2020年12月11日 14:49 ]

共同会見を開いた日本自転車競技連盟の佐久間会長(右)、中野トラック委員長(左)、ケイドリームスの木村代表取締役
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 日本自転車競技連盟は11日、楽天株式会社の連結子会社でインターネット勝者投票券購入サイト「Kドリームス」を運営する株式会社ケイドリームスと共同会見を行い、自転車のトラックレースの強化事業を支援し、競技振興に取り組むことに合意した。民間企業がトラックレースの強化事業を支援するのは今回が初めてとなる。

 東京五輪のトラック種目ではケイリンやスプリント、オムニアムなどで日本勢のメダル獲得に期待がかかる。自転車連盟とケイドリームスは同種目の強化を通じ、競技人口の増加、ナショナルチームの発展、国内の自転車競技全体の活性化につなげていく。
 具体的には、五輪や世界選手権の選考対象となる強化指定A選手に限られていた奨励金を若手中心の強化指定選手Bまで広げることで、育成強化、キャリア構築支援を図ることで次世代の競技人口の裾野拡大を狙う。奨励金については同社から推定で1500~2000万円のサポートになるという。

 他にも海外遠征や公式記録会の実施支援、イベントなどでの国内大会の認知拡充などを検討。会見に出席した同連盟理事でトラック委員会委員長の中野浩一氏は「強化は東京五輪で終わり出ない。より多くの選手を育成、強化していきたい」と話した。

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2020年12月11日のニュース