東洋大・宮下“4代目・山の神”に意欲「100%の力を出し切りたい」

[ 2020年12月11日 13:03 ]

2年連続の5区区間新記録を狙う宮下隼人
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 来年1月2、3日の箱根駅伝で前回10位からの巻き返しを誓う東洋大が11日、オンラインで記者会見した。前回大会の山上り5区で区間新記録をマークした宮下隼人(3年)が2年連続の区間新記録を宣言。「トップでタスキをもらえたら2位以下を1秒でも離したい」と“4代目・山の神”へ意欲を見せた。

 宮下が2年連続で5区区間賞を獲得すれば、東洋大としては4年連続で5区区間賞を獲得した“2代目山の神”こと柏原竜二さん以来の快挙となる。山梨・富士河口湖高から柏原さんに憧れて鉄紺のたすきを選んだ宮下は「箱根駅伝といったら柏原さんの5区」というほど、箱根の山への思いは強い。「前回は区間賞を獲ったが、あまり意識せずに100%の力を出し切りたい」と話した。

 春先の緊急事態宣言下では山梨の実家に帰省。自然豊かな環境を生かし、三ツ峠などでトレイルランニングをして5区の下地作りに勤しんできた。「自宅の周りはアップダウンが多いのでジョッグをするだけでも強化になる」と振り返る。

 酒井俊幸監督は「狙って獲る区間賞は価値が高い。宮下にはそこを目指して欲しい」と指揮官からの信頼も厚い。宮下は「4年生にはすごくお世話になってきた。感謝の気持ちを持って、走りで恩返ししたい」と意気込みを語った。

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