陸連が大会総括、「赤信号」の大阪でマナー徹底開催 3040人観戦

[ 2020年12月5日 05:30 ]

陸上 東京五輪代表選考会兼日本選手権長距離種目 ( 2020年12月4日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

昨年12月の陸上日本選手権女子10000メートルで日本新記録で東京五輪出場を内定させ、応援団お手製の日の丸を手に笑顔の新谷仁美(撮影・北條 貴史)
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 競技終了後、日本陸連の麻場一徳強化委員長と尾県貢専務理事が総括会見した。

 新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、前日3日に大阪モデルに基づく非常事態宣言を示す「赤信号」が初めてともった中での開催。「驚いたけど、どうしてもお客さんを入れてやりたかった」と尾県専務理事。感染防止のマナーを徹底し、スタンドには3040人の観客が詰めかけた。「多くのお客さんに見守られ、歴史に残る大会になった」と同専務理事は胸をなで下ろした。

 ▽日本選手権長距離 新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、国際陸連は五輪参加標準記録などの適用を4月6日から11月30日まで凍結していた。適用除外期間が明けた12月のタイミングで、延期していた長距離と3000メートル障害の日本選手権を開催し、五輪代表選考レースとして特別に実施した。国際陸連が新基準を示していないため、今後の五輪代表選考については白紙となっているものの、来年の日本選手権が最終選考会になるとみられる。

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