照ノ富士 関脇以下で史上初3度目V望み 不屈の闘志でさあ千秋楽大一番!

[ 2020年11月22日 05:30 ]

大相撲11月場所14日目 ( 2020年11月21日    両国国技館 )

志摩ノ海(左)を攻める照ノ富士(撮影・郡司 修)
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 小結・照ノ富士が2場所ぶり3度目の優勝に望みをつないだ。幕尻の志摩ノ海との2敗対決を危なげなく制した。単独トップの大関・貴景勝も関脇・御嶽海に完勝して1敗をキープした。両者は千秋楽結びの一番で対戦。照ノ富士が勝てば、両者の優勝決定戦にもつれ込む。貴景勝は本割、もしくは決定戦で勝てば、18年九州場所以来の2度目の優勝が決まる。

 志摩ノ海には幕内から転落した直後の十両で2度敗れていたが、照ノ富士は当時とは安定感が違っていた。当たってすぐに右下手を引き、おっつけられても離さない。粘る相手に頭をつけて左上手を引き、2敗を守った。「思い切って当たっていこうと思っただけで、(右は)たまたま入った。体が勝手に動いた」。体の動きに任せて2敗を守った。

 1差で追う貴景勝との直接対決となる千秋楽。17年春場所は逆の立場だった。13勝1敗の単独トップで千秋楽を迎えながら、新横綱・稀勢の里に本割、決定戦と連敗して優勝を逃した。力を出し切れなかったのは当時から痛めていた両膝の影響も大きく「目に見えるつらさと、見えないつらさがあるんだよ」と嘆いた。3年8カ月の歳月が流れ、序二段からはい上がってきた男は、7月場所で幕尻優勝。今は“目に見える強さ”が備わってきた。

 審判長を務めた師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「前に攻めるためにはどうすればいいか考えて取っている」と評価した。八角理事長(元横綱・北勝海)は「以前は強引な相撲もあったが、ケガをしてからそのあたりが変わってきた。緻密な相撲を取るようになった」と成長を認めている。

 関脇で優勝して大関昇進を果たした15年夏場所、今年7月場所の幕尻優勝に続いて賜杯を抱けば、史上初めて関脇以下で3度目の優勝となる。「毎日積み重ねていけば結果はついてくる」。精神面も強くなった照ノ富士は、自分を信じて土俵に上がる。

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