貴景勝2年ぶりV 綱獲りかけた来場所へ「小学校から毎日強くなりたいと思ってやっている」

[ 2020年11月22日 18:10 ]

<11月場所千秋楽>優勝決定戦で照ノ富士を下し優勝を決めた貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大相撲11月場所は22日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、1敗で単独トップの大関・貴景勝と2敗で追う小結・照ノ富士が結びの一番で直接対決。貴景勝は本割で敗れて優勝決定戦へもつれ込んだが、優勝決定戦では照ノ富士を下して2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 本割では立ち合いで自慢の馬力が生かせず、豪快な浴びせ倒しで敗れたが、優勝決定戦ではきっちり修正。押し出しで照ノ富士を破った。

 場内での優勝インタビューでは、本割で敗れてからの心境を聞かれると「(本割は)力及びませんでした。負けてできることは、無心で自分が挑戦者として新弟子のころから目指していたもの、何も考えずに強くなりたかった自分のことを思い出しながら、何も考えずにぶつかっていった。自分の相撲をとりきって負けたら、自分が弱いということ。また来場所出直せばいいと思った」と振り返った。

 綱獲りをかけた来場所に向けては「小学校から相撲をやってきて、毎日強くなりたいと思ってやっているので、その気持ちは変わらず2カ月やりたい。強ければ勝つ、弱かったら負けると思うので、一生懸命自分と向き合ってやっていきたい」と語った。

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