ラモス瑠偉氏「素晴らしいプール」 五輪水泳会場完成式典 池江璃花子が試泳

[ 2020年10月24日 11:52 ]

東京アクアティクスセンターの完成記念式典に出席したラモス氏
Photo By スポニチ

 東京五輪・パラリンピックの水泳会場となる東京アクアティクスセンターの完成披露式典が24日、行われた。サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉氏(63)も会場に姿を見せ「素晴らしいプール。泳ぎたいけど、海パンを持ってきてへんで」と笑った。競泳男子200メートル平泳ぎ日本記録保持者の渡辺一平(23=トヨタ自動車)とマネジメント会社が同じであることから、出席が実現。ブラジル・リオデジャネイロ出身でコパカパーナのビーチで鍛えた泳ぎには自信があるが「50メートルプールがすごく長く見える。最近はサッカーのグランドもすごく大きく感じる。歳やな」と苦笑いした。

 この日は選手によるデモンストレーションが実施され、白血病から復帰した競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)が登場。小池百合子都知事がスターターを務めた200メートルメドレーリレーで最後の自由形を泳いだ。アーティスティックスイミングの乾友紀子(井村ク)と吉田萌(ザ・クラブピア88)、飛び込みの寺内健(ミキハウス)と坂井丞(同)ら東京五輪代表もデモンストレーションを行った。

 会場は2月に完成。完成披露式典は3月の開催を予定していたが、コロナ禍で延期されていた。長さ50メートルで10レーンあるメインプールとサブプールが2つ。それぞれ床と壁が可動式になっており、床は8段階の深さ、壁は25メートルと50メートルの2段階に調節することが可能だ。会場中央部と壁側には縦10メートル、横約6メートルの大型モニターが3台を配備。観客席は大会時は1万5000席が設けられるが、維持費等の関係でその後は5000席になる。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月24日のニュース