上地VS大谷 テニス全仏決勝は日本人対決 車いすの部女子シングルス9日激突!

[ 2020年10月9日 05:30 ]

テニス全仏オープン第12日 ( 2020年10月8日    パリ・ローランギャロス )

車いすの部女子シングルス準決勝でプレーする上地(AP)
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 車いすの部が行われ、女子シングルス準決勝で初出場の大谷桃子(かんぽ生命)が全米オープン覇者で第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)を7―5、6―4で破り、4大大会で初の決勝に進出した。2年ぶり4度目の優勝を目指す第2シードの上地結衣(三井住友銀行)はアニク・ファンクート(オランダ)と対戦し、6―2、6―2で勝利。決勝は日本人対決となった。男子シングルス準決勝で第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)はヨアキム・ジェラール(ベルギー)に5―7、6―2、4―6で敗れ、今年の全豪オープン、全米に続く4大大会3連勝はならなかった。

 《大谷強敵撃破 初の決勝進出》車いすの部女子シングルスの大谷が全米オープン女王のデフロートに1時間余りでストレート勝ち。世界ランキング1位の強敵から初白星に4大大会で初の決勝進出も重なり「初の全仏でここまで勝てると思っていなかった」とガッツポーズで喜びを表現した。インターハイに出場した栃木・作新学院高を卒業後に右足にけいれんを発症し、車いす生活を余儀なくされた。「課題のチェアワークを練習し、去年から思うように動かせるようになってきたことが勝ちにつながっている」との手応えを胸に日本人対決の決勝に挑む。

 ▼上地結衣 リラックスしてプレーに集中できた。日本選手同士で決勝を戦う日がこんなに早く来るとは思わず、うれしい。

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