18年スーパーボウルのQB対決が再現 勝ったのはフォールズ ブレイディーはまた黒星

[ 2020年10月9日 13:03 ]

2018年のスーパーボウルに続いてブレイディーに勝ったフォールズ(AP)
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 NFLは9日、イリノイ州シカゴで第5週の1試合を行い、地元のベアーズが20―19(前半14―13)でバッカニアーズに競り勝って4勝1敗。17―19で迎えた第4Qの残り1分13秒、カイロ・サントス(28)が38ヤードのFGを成功させ、8季ぶりに開幕5戦で4勝目を挙げた。

 この一戦では2018年のスーパーボウルで対戦した2人のQBが、当時とはともにユニフォームを換えて再び激突。当時イーグルスに所属して控えQBながらMVPとなったベアーズのニック・フォールズ(31)は42回中30回のパスを通して1TDを挙げ、最後の場面でもサントスのFGにつながるオフェンスを巧みに組み立てた。

 フォールズは昨季ジャガーズで4試合に出場し、今季ベアーズへ移籍。ベアーズでは2017年のドラフト全体2番目に指名されたミッチェル・トゥルビスキー(26)が開幕3戦目まで先発に起用されていたが、マット・ナギー監督(42)は第4週のコルツ戦(11―19で敗戦)からフォールズに切り換えていた。

 一方、バッカニアーズの連勝は3で止まって3勝2敗。前週のチャージャーズ戦で5TDをパスでマークしたトム・ブレイディー(43)のパス成功は41回中25回(253ヤード、1TD)にとどまった。第4Q最後のパスを失敗したあとはまだ“ギャンブルプレー”が残っているとダウン数を勘違いするなど、ペイトリオッツ時代にスーパーボウルで過去4回MVPに輝いている経験豊富なベテランとは思えない場面もあった。

 ブレイディーがいたペイトリオッツは2018年のスーパーボウルで、圧倒的に不利と見られていたイーグルスに33―41で苦杯。2年ぶりとなった“再戦”でもフォールズに敗れたブレイディーは、試合後のあいさつを交わすことなくロッカールームに引き揚げた。

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