国枝、熱戦も涙の敗退「ぶっつけ本番でクレーの難しさがあった」

[ 2020年10月9日 05:30 ]

テニス全仏オープン第11日    車いすの部男子シングルス準決勝 ( 2020年10月7日    パリ・ローランギャロス )

準決勝でフルセットの末に敗れた国枝(AP)
Photo By AP

 2時間46分の熱戦に敗れた国枝は、腰に手を置いて大きく息を吐いた。

 5年ぶりの王座に返り咲いた全米オープンから日本に帰国後、2週間の隔離を強いられたこともあり、前哨戦を回避して迎えた全仏。「ぶっつけ本番でクレーの難しさがあった」。ダブルスも合わせ、全米で4大大会のタイトルが45個目となり、最多優勝数の「ギネス世界記録」に認定された。「悔しい思いを久しく感じていなかった。いいタイミング」と東京パラリンピックに向け、闘志に火が付いた様子だった。

続きを表示

2020年10月9日のニュース