永井優香はSP61・08点 今季で引退「自分の思いを演技に表せたら」 東京選手権

[ 2020年10月9日 16:51 ]

フィギュアスケート東京選手権第1日 ( 2020年10月9日    ダイドードリンコアイスアリーナ )

ショートプログラムで演技する永井優香(代表撮影)
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 女子ショートプログラムが行われ、15年スケートカナダ3位の永井優香(21=早大)は61・08点をマークした。今季限りで現役引退を決めている永井は、一番近くで支えてくれた母の大好きな曲「エリザベート」を優雅に舞い、3回転―2回転の連続トーループ、3回転ルッツ、2回転半に着氷。まずまずのスタートを切り、「今できる最大限のことはできたと満足している」と語った。

 早大4年で、卒業後は一般企業に就職。「今シーズンで最後と決めています」と語る永井は目標について「今までお世話になった方々に恩返しの演技ができれば」と言う。今季こだわるのは演技内容。「今は目の前の自分の課題に向き合う。その先に自分の思いを演技に表せたらいいなと思います」。感謝の気持ちを演技で示す。

 コロナ禍で迎えたラストシーズン。フィギュアスケートが教えてくれたのは「どんな難しいことがあっても諦めないで最後までやり抜く」こと。昨季の全日本選手権9位の実力者の恩返しの旅が始まった。

 女子はシード選手を除く18人が11月の東日本選手権(山梨)に進出する。フリーは10日に行われる。

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2020年10月9日のニュース