藤田寛之のレッツビギン!!実践編 ミススポーツ上達の道【第2回 引っかけ防止法】

[ 2020年10月9日 12:00 ]

引っかけ防止法の解説を行う藤田寛之プロ(左)
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 実践編第2回のテーマは、極端な引っかけを防止する方法です。引っかけの原因は、アウトサイドインの軌道にあると言う藤田寛之プロ。軌道をインサイドインに変えることで、引っかけから軽いドローに変える方法をレッスンしてくれました。ミス日本ミススポーツの田中絵梨果さんが早速トライしてみました。進行役はティーチングプロのジミー常住氏です。

 常住 普段、田中さんの練習を見ていると、左へ引っ掛けることも少なくありません。そんなときは両膝を地面につけた状態でボールを打ってもらいますが、ドリルとしていかがでしょうか?

 藤田 スイングプレーンに沿ってクラブを振れるので、極端なアウトサイドインの軌道を修正するにはいいと思います。まずは実際にそのドリルを田中さんに見せてもらいましょう。

 田中 頑張ります!(ボールは目標の右に打ち出された後、左へ曲がる球筋でした)

 藤田 普通に構えて打つときよりも、スイング軌道がフラットになるので、ボールには自然と左回転がかかります。今の球筋が正解です。

 田中 左に曲がったのに大丈夫なんですか?

 藤田 田中さんに限らず、初心者やアベレージゴルファーに多いのが、極端にアウトサイドからインサイドへ向かってクラブを下ろす動きです。インパクトでクラブフェースが開いていれば、スライスになるし、フェースが閉じていれば、ボールは左へ打ち出された後に左に曲がります。いわゆる引っ掛けですね。田中さんはまだアウトサイドインの軌道で振っているので、スライスだけでなく、引っ掛けも出るのでしょう。先ほどの膝立ちドリルで打ったボールは、右に出た後、左に曲がっているので引っ掛けではありません。だからこのまま同じドリルを行っていけば大丈夫です。

 常住 分かりました。それではこのドリルを今後も続けていきましょう。ところで、藤田プロ流の引っ掛け防止法はありますか?

 藤田 まず、普通にアドレスします。このとき、胸は正面を向いていますよね?時計に例えた場合、正面を目盛りの正午としましょう。スライスや引っ掛けが出る人は、アウトサイドインのスイング軌道になるため、インパクトでは体が開いて胸が午前ゾーン(11、12時)を向いています。まずは、インパクトで胸が午後ゾーン(1、2時)を向くように修正してほしいんです。その形になれば、体に密着している腕もインサイドから下りてきます。当然、腕の先にあるクラブもインサイドから下りてくるので、アウトサドインの軌道にはなりません。

 常住 なるほど。確かに腕とクラブがインサイドから下りてきますね。

 藤田 田中さんも一緒にやってみましょう。まず、普通にアドレスしたら、トップ・オブ・スイングまでクラブを上げます。このとき胸は3時を指し、腰も午後ゾーンを指します。この形を崩さずにクラブを下ろして、ボールを打って下さい。

 田中 えっ、これでボールに当たるんですか?

 藤田 大丈夫です。仮に当たらなくても、何度かこのドリルを繰り返すうちにボールがつかまるようになり、ドロー回転がかかります。最終的にアウトサイドインの軌道がインサイドインの軌道になるので、左に打ち出されてから左に曲がる引っ掛けは減るでしょう。これはスライスに悩む人にも有効です。

 (取材協力=静岡・葛城ゴルフ倶楽部)

 ◆藤田 寛之(ふじた・ひろゆき) 1969年(昭44)6月16日生まれの51歳。福岡県出身。15歳でゴルフを始め専修大を経て92年プロ入り。97年サントリーオープンでツアー初V。12年には年間4勝をマークし賞金王に輝く。20代は1勝だったが、30代で5勝、40代で12勝と年齢を重ねるごとにプレーヤーとしての凄みを増している。昨年は優勝こそなかったものの、賞金ランク18位で23年連続賞金シードを獲得。1メートル68、70キロ。

 ◆田中 絵梨果(たなか・えりか) 1997年(平9)11月30日生まれ、神戸市出身の22歳。1月のミス日本コンテストで「ミス日本ミススポーツ」に輝く。特技は英語(英検1級)、サッカー、ドラゴンボート。1メートル72。

 ◆ジミー・常住=本名・常住治臣(つねずみ・はるおみ) 1981年(昭56)12月15日生まれの38歳。東京都出身。5歳でゴルフを始め米マーセッド・カレッジ留学を経て、12年日本プロゴルフ協会(PGA)の指導者ライセンスを取得。1メートル70、70キロ。

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