大坂 18歳新鋭に苦戦…イライラもタオルかぶって集中“経験の差”で3年連続16強

[ 2020年9月6日 05:30 ]

テニス全米オープン第5日 ( 2020年9月4日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

女子シングルス3回戦でマルタ・コスチュクを下した大坂(AP)
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 女子シングルス3回戦で、世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)が同137位のマルタ・コスチュク(18=ウクライナ)を6―3、6―7、6―2で下した。2時間33分の激戦の末、18歳の新鋭を下して、3年連続の16強入り。4回戦では同21位の第14シード、アネット・コンタベイト(24=エストニア)と対戦する。

 最終セット開始直前のベンチで、大坂がタオルをかぶり大きく息を吐いた。第2セットをタイブレークの末に落とした直後は頭が沸騰。ラケットを投げつけてイライラを爆発させており「怒っていたり、イライラした時にタオルをかぶる。どの試合もとても難しいことに気付いたから、気持ちを落ち着かせて戦おうと思った」と頭を冷やした。第3セットは集中力を取り戻し第4ゲームを0―40からキープすると、第5、第7ゲームを連続ブレーク。メディカルタイムアウトを取り右足首を治療した相手の失速にも助けられ、2時間33分の熱戦を制した。

 相手は18歳の新鋭。大坂は4大大会で年下と8度目の対戦で、負けたのは1月の全豪3回戦ガウフ戦の一度しかない。「タフな相手で、彼女が何歳か思い出すタイミングがなかった。最後は経験が助けになった。将来、手ごわい相手になる」と称えながらも、年長者の貫禄を示した形。第2シードのケニン(米国)、前哨戦ウエスタン・アンド・サザン・オープンを大坂の棄権により優勝したアザレンカ(ベラルーシ)ら、ライバルの視察する前で16強入りを決めた。

 4回戦で激突するコンタベイトには前哨戦準々決勝でフルセットの末に勝利している。痛めている左太腿には2回戦に続き、テーピングが施されたが「この試合はよく動けたと思う。これだけ動けるのはいいサイン」と強調した。グランドスラムは2週間の長丁場。ダメージを最小限に抑えることも重要で「とても疲れた。氷風呂に入りたい」と体のケアにも余念はない。2年ぶりの優勝まで、あと4勝。シード勢が待ち受ける、ここからが正念場となる。

 《3枚目のマスク アマード・アーベリーさん》大坂は1、2回戦に続き、黒人被害者の名前の入った黒マスクを着けて登場。この日は2月にジョージア州でジョギング中、白人男性にトラックで追い掛け回されて射殺されたアマード・アーベリーさんで「事件は起きるべきではなかった。みんなに知ってほしい」と語った。今大会は決勝までの試合数に合わせて7枚のマスクを用意。8月31日の1回戦で3月に警官に射殺された女性ブレオナ・テーラーさん、2日の2回戦では昨年8月に警官による取り調べ後に死亡した男性エリジャ・マクレーンさんの名前が入っていた。

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